おひとりさま終活のススメ〜エンディングノートは『手帳』のようなもの〜

こんにちは、「おひとりさま」のための葬儀、お墓、死後手続き総合相談窓口「わたしの死後手続き」担当の物部です。

『エンディングノート』について聞いたことはありますか?

端的に言い表すと、自身についての生前の意思表示のためのノート、といったところでしょうか。

昨今、多くの出版社からエンディングノートは上梓されています。

かわいいものからがっしりとしたもの、それぞれ絵柄や中身に特徴のあるものもありますが、大きな意味でそれらには大きな違いはありません。

要は書店の什器にたくさん並んでいる『手帳』のようなイメージです。

エンディングノートのススメ

わたしは終活についてお問合せいただく全ての皆様に、このエンディングノートを作ってみませんか?とおススメするようにしております。

エンディングノートと聞くと、

・「縁起でもない」

・「遺書を書くみたいであまり作る気が起きない」

・「それはまだ早い気がする」

といったお声を寄せられる方もいらっしゃいますが、あまりこの名称に惑わされることもないのかなというのがわたしの見解です。

エンディングノートは『手帳』のようなもの

一度書店で手に取って中身を見てみてください。

確かに中には家族へのメッセージや自身の思いをつづる箇所もあります。

しかし大半は、ご自身のことについて『整理』するノートになっています。

例えば、大まかな財産状況、通院している病院の名前・処方されている薬の名前、大事な方の連絡先、預託している銀行口座、定期的に引き落とされているサービスや各種暗証番号など。

※中には初恋の方のお名前を大事に書かれている方もいらっしゃいました。

ご自身が「あれ、なんだっけな」と思った時にふと開いて確認することもできるとても便利なものなのです。

お手持ちの手帳にも、おそらく巻末に同じようなことをメモするページがあると思います。

そういう意味では必ずしも『エンディングノート』なるものを利用する必要はありませんが、毎年新しいものを用意する手帳とは違い、ずっと同じものを使うため、そういう意味でもとても便利なものでもあります。

一度に全てを作り上げる必要やまた遺言書のように法的拘束力があるものでもありません。

肩の力を抜いて『手帳』のような感覚で、まずはペンをとってみてはいかがでしょうか。