おひとりさま終活の実態〜準備と抱える不安について〜

こんにちは、「おひとりさま」のための葬儀、お墓、死後手続き総合相談窓口「わたしの死後手続き」担当の井野です。

少子高齢化が進展する日本において、65歳以上で一人暮らしをする高齢者の単独世帯は26.4%と、実に4世帯に1世帯が「独居高齢者」と言われています。中でも、自身の死後を託す人がいない“おひとりさま”や“没イチ”と言われる方の葬送や死後事務処理を誰が担うのかという問題は、深刻な社会課題となっていくことが予想されます。

鎌倉新書では、60代以上のおひとりさまと、夫婦のみで暮らすおひとりさま予備軍で、いずれも身寄りのない方を対象に、「ソロ終活」に関する実態を調査しました。

※ソロ終活…身寄りがなく、自身の死後を託す人がいないおひとりさまが取り組む終活のことを指す。

※没イチ…離婚経験者の「バツイチ」をなぞらえた造語で、配偶者が没し、一人になったことを指す。

終活の準備について

おひとりさま及びおひとりさま予備軍(夫婦二人暮らし)に「ソロ終活」についての興味度合いを聞いたところ、「興味がある」と回答した人は合計で73.1%だった。しかし、実際に準備を進めている人は全体の19.6%にとどまり、「興味はあるが準備していない」と回答した人は全体の53.5%で、2人に1人がソロ終活に興味があるものの手つかずとなっていることがわかりました。

次にその理由聞いてみると「具体的に何をすべきかわからない」、「子どもがおらず親族の連絡先もわからない」、「誰に何を頼むかを具体的に決められない」、「自分の死後の手続きを依頼できる人物がいない」などの回答が多数ありました。

死後に対する不安は?

いずれはひとりで最期を迎えることに対して、不安を感じる人は全体の45.7%となり、半数近くが自身の最期に不安を抱えていることがわかります。

属性別でみると、夫婦二人暮らしのおひとりさま予備軍は56.8%が不安に感じており、他の属性よりも高い結果となりました。現在は二人暮らしのため、一人になった時を考えると漠然とした寂しさや不安を感じていらっしゃるようです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?自身の死後について多くの方が不安を抱えているものの準備ができていないこと、それは「何をどう準備すればいいかわからない」ことが大きな理由であることが明らかになりました。子どもや頼れる親戚がいる場合は、喪主や死後の手続きなどをお願いすることができますが、自身の死後を託す人がいない場合、担い手の不在により思いもよらない他者に迷惑をかけてしまう可能性があります。

元気なうちに終活の相談をしましょう

おひとりさま終活のご相談は、ぜひ「わたしの死後手続き」(0120-487-413)までご連絡ください。

生前契約のこと、死後事務委任、身元保証、生活支援やそのほかの終活にまつわるお悩みなど、専門の知識をもったスタッフが丁寧に対応いたします。