インタビュー:NPO法人サポートゆう(特定非営利活動法人サポートゆう)


こんにちは、おひとりさまのための死後手続き相談窓口のわたしご(「わたしの死後手続き」の愛称です!)運営スタッフのHです。

わたしごでは、提携パートナー法人の方々に、事業内容の紹介や死後事務、生前契約の「今」を語っていただくインタビューをリレー形式でお届けしていきます。

今回は、NPO法人サポートゆうの水野裕樹さんにインタビューをさせていただきました。

今回インタビューさせていただいた方

水野裕樹

みずの・ゆうき

特定非営利活動法人サポートゆう・理事長

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「安心・安らぎ・笑顔」

水野さん

水野です、よろしくお願いします!

さっそくですが、事業内容について教えてください。

水野さん

主な事業内容はこの4つです。

身元保証:家族の代わりとして、病院や施設、賃貸住宅入所時の身元保証
金銭管理:入院や施設への入所、身体が不自由になられた際などの金銭管理
葬送支援:ご逝去されたときの葬儀や納骨、ご遺族への連絡通知や行政への届出などの葬送支援
生活支援:在宅や病院、福祉施設などの生活状況に合わせた日常の生活支援。

創業にいたるまでの経緯を教えてください。

水野さん

何かお困り事を解決する仕事をしようと思い、「権利擁護支援」の仕事をスタートしました。

介護や福祉の制度だけでは解決できない問題も多い中、高齢者や障害を持つ方にとって、少しでも安心できる社会を目指す事業です。

サポートゆうの経営理念を教えてください。

水野さん

老後の安心を。「安心・安らぎ・笑顔」がコンセプトになります。

役所が介入できない方のサポート

依頼者へのアピールポイントはありますか。

水野さん

多数の困難な事例に実績があります。急なご入院などの病院関連や相続トラブル、金銭面での問題など、様々な方をサポートしてきました。

具体的にどのような事例がありますか。

水野さん

入退院を繰り返されていた高齢の方で、家には寝たきりのご主人がいるお客さまの事例です。

その方はご主人のお世話が困難になり、ご自身が動けない間に負債が溜まっていました。しかし、持ち家があるため助成金制度を受けられずにいたので、私どもで対応いたしました。

そのほかに、困難な事例を教えてください。

水野さん

末期癌で体が動かせない方のお手伝いや、アルコール依存症で自己管理ができなくなってしまった方のサポート、親族間で相続の揉め事を抱えている方も多くいらっしゃいました。

親族間の揉め事まで!? どのように対応するのですか。

水野さん

第三者を介入させることで記録を残すように対応いたします。

役所が介入できない事例の実績もあると聞きました。

水野さん

はい。精神疾患など、役所が介入できない方のサポートをする事例も多くあります。

役所は対象者が元気なうちは介入できないため、緊急事態が起きて現場に行くとご自宅がゴミ屋敷になってしまっていることもありました。

信頼関係を構築すること

ここ最近の依頼者の傾向があれば教えてください。

水野さん

老老介護のご夫婦の事例が目立つようになりました。老老介護の場合は、介護者の方が倒れてしまったり、入院が決まったことで生活が困難になられるケースが多いため、事前準備としてのご相談というよりは、緊急を要することへの対応を求められる場合が多いです。

コロナ禍の影響もありますか。

水野さん

そうですね。親族が遠方に住んでおり、親元に駆けつけることができないので、県内にいる第三者に頼みたいといったご相談も増えています。

依頼者からよく相談されることがあれば教えてください。

水野さん

身元保証のことや金銭管理のこと、生活困窮者のお問い合わせをいただくことが多いです。私たちは、権利擁護支援を行うNPO法人のため、主にご高齢者の関係者様(病院関連やケアマネ、役所の方)からのご相談を対応しています。

難しい相談もありますか。

水野さん

役所で解決できない困難な問題(金銭問題や精神的な問題など)を緊急で対応したりなど、難しいご相談も多く承ってきました。

最近ではご家庭で介護を頑張ってきてきたが、抱えきれなくなってしまったご家族さまからのご相談も増えています。

依頼者への対応で大切にしていることはどんなことでしょうか。

水野さん

分かりやすく説明し、信頼関係を構築することを大事にしています。ご相談のなかには命に関わるお困り事もあるので、日頃のやりとりから皆様に信頼いただけるように丁寧にご対応させていただいております。

メッセージ

最後に、生前契約を検討している方にメッセージをお願いします。

水野さん

金銭問題など、相談しずらいことも多いと思いますが、本当に困っていることがあれば一緒に解決方法をお探しいたします。アドバイスだけで解決する問題もありますし、長期でサポートが必要なものもあります。

いままで数多くの困難事例の対応してきましたので、将来の事や老後の事でご不安に思われることがあれば、まずはご相談下さい。

水野さん、ありがとうございました!

特定非営利活動法人サポートゆう・概要

~老後の安心を。安心、安らぎ、笑顔がコンセプト~

NPO法人サポートゆうでは、高齢でひとり暮らしをしている、近くに家族がいない、子どもや親族には迷惑をかけたくない、といった身寄りのことで困っている方の「家族代わり」として、「ひとりで暮らす方が、自分らしく安心して暮らし続ける」ための支援を行っている。身元保証、金銭管理、生活支援、万が一のことで困っている方はいつでも相談を。