おひとりさま終活の実態〜具体的な検討内容〜

こんにちは、「おひとりさま」のための葬儀、お墓、死後手続き総合相談窓口「わたしの死後手続き」担当の井野です。

2040年には、高齢者世帯に占める一人暮らしの割合は40%にまで上昇すると国立社会保障・人口問題研究所は発表しており、自身の死後を託す人がいない“おひとりさま”の「ソロ終活」の必要性が一層高まると共に「ソロ終活」を支援する仕組みやサービスの充実が不可欠になると考えられます。

鎌倉新書では、60代以上のおひとりさまと、夫婦のみで暮らすおひとりさま予備軍で、いずれも身寄りのない方を対象に、「ソロ終活」に関する実態の調査結果を元に具体的に検討する必要のある内容をご紹介したいと思います。

※ソロ終活…身寄りがなく、自身の死後を託す人がいないおひとりさまが取り組む終活のことを指す。

※没イチ…離婚経験者の「バツイチ」をなぞらえた造語で、配偶者が没し、一人になったことを指す。

ソロ終活で不安になる具体的な内容 1位「死後事務」2位「遺品整理」3位「金融機関への連絡」

「いずれはひとりで死期を迎えることに不安がある」と回答した247人に対し、不安に感じる項目を聞いたところ、1位は「死後事務」で53.8%と、過半数の人が自身の死後の手続きに不安があることが分かりました。死後事務は役所への死亡届の提出や公共料金の解約、世帯主の変更届など、死後に発生する手続きのことで、自分自身では行うことができないために、託す人がいないおひとりさまが不安に感じることは言うまでも有りません。これらは必須手続きであるため、疎遠になった親戚に、自治体や企業から連絡が来ることがありますので、もしもの時に他者に迷惑をかけないためには、死後事務を担ってくれるサービスを利用して備えておくのが有効な手段といえます。

それぞれの内容の準備状況

ひとりで最期を迎えることに不安があると回答した247人に対し、不安に感じる項目について実際に備えているかどうか聞いたところ、いずれの項目も「まだ準備していない」と回答した人が8割以上という結果になり、不安を感じつつも、実際は多くの人が準備できていないことが明らかになりました。準備できていない項目1位は「死後事務」で、87.2%が準備できていませんでした。

まとめ

いかがでしたでしょうか?自身の死後を託す人がいないソロ終活において重要なことは、おひとりさまだからこそ取り組んでおく必要がある項目を把握し、準備しておくことが重要です。また、夫婦二人暮らしのおひとりさま予備軍は、配偶者が亡くなる時には、自身も高齢で手続きを行えない状況にあることも考えられるため、お互いが元気なうちにできるだけ話し合い、必要に応じて専門家の無料相談を受けるなどしておくとよいでしょう。

元気なうちに終活の相談をしましょう

おひとりさま終活のご相談は、ぜひ「わたしの死後手続き」(0120-487-413)までご連絡ください。

生前契約のこと、死後事務委任、身元保証、生活支援やそのほかの終活にまつわるお悩みなど、専門の知識をもったスタッフが丁寧に対応いたします。